「EAIE(イー・エイ・アイ・イー) :European Association for International Education 」は欧州の国際教育交流団体で、毎年9月中旬頃に開催される年次大会は、世界各国より6,000人以上が参加する、ヨーロッパの国際教育交流分野最大のコンベンションです。EAIE2023年次大会はオランダ・ロッテルダムで開催されました。ここ数年はコロナ禍のためオンライン開催が続いていましたが、昨年2022年の年次大会より対面開催が復活し、今年のロッテルダム大会では過去最高の6,700人が大会参加しました。コロナ禍を経た本格的な国際交流完全復活を象徴する大会として会場は熱気に溢れ、JAFSAはJASSOと協力して「会員大学17校」を取りまとめて「STUDY in JAPAN(日本合同ブース)」を出展致しました。以下、大会の概要と出展中の活動についてお知らせ致します。
◎『EAIE年次大会』は、欧州の非営利団体「EAIE」が主催となって開催する、欧州最大規模の国際教育交流大会です。「大学間の交流会」で、学生リクルートの会ではありません。
日 程 | 2023年9月26日(火)-9月29日(金) |
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開 催 地 | オランダ・ロッテルダム市 |
会 場 | Rotterdam “Ahoy” |
参加者数 | 100ヶ国以上から6,700人以上 ※過去最高 (2022年は90ヶ国から6,300人) |
出 展 数 | 241ブース ※クリックで展示団体一覧へ (2022年は213ブース) |
大会HP | EAIE Rotterdam2023(大会公式サイト、英文) |
コロナ禍明け直後といえる昨年のバルセロナ大会はまだコロナ禍の影響も残り、国・地域を代表するパビリオンとしては、アジア圏では中国・香港のブースが無い、中南米も一部を除いて来ていないか小規模、アフリカ勢もあまり見かけない状況でしたが、今年度のロッテルダム大会は中国・香港・台湾も大きくブースを構えて復活、中南米もコロンビア・ペルー・チリ・ブラジルなどが復活、アフリカ勢もエジプト・モロッコ・南アフリカがブース出展しており、ブース数は241ブースで、2019大会の243(過去最高)に僅かに及ばなかったもののコロナ禍前と同レベルまで復活した大会であることが象徴される大会となりました。
JAFSAは会員大学17校を取りまとめて、「STUDY in JAPAN (日本合同ブース)」をEAIE2023ロッテルダム大会に出展致しました !
EAIE2023「STUDY in JAPAN」(日本合同ブース)出展団体 …全15ブース、17大学+2機関 <団体名50音順> |
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フルブース | 8大学 +JASSO, JAFSA |
神奈川大学、関西学院大学、上智大学、東北大学、 名古屋大学、立教大学、立命館大学、 立命館アジア太平洋大学 +JASSO (Informationとして) +JAFSA (運営機関として) |
シェアブース | 9大学 | 大阪学院大学、関西大学、国際教養大学、 帝京大学、東京都立大学、名古屋外国語大学、 南山大学、北海道大学、横浜市立大学 |
「STUDY in JAPAN(日本合同ブース)」は、展示会場の「G19」の箇所にて展開!
EAIEの展示会場は、例年、地域別にブース配置が行われますが、中国・韓国などと並んだ日本ブースはひと際華やかで、会期中は途切れることなく海外大学の方が来場され、ブース内は終日多くの打合せで賑わっていました。
(※下記フロアー図はクリックで拡大されます)
Informationブースを担当いただいた「JASSO (Japan Student Services Organization)」が、海外大学・機関に対する「日本の出展大学・機関の紹介資料”Find your Partner”」として作成。
各大学・機関の所在地・連絡先・学生数等の基本情報に加えて、提供しているプログラムやパートナーを探しているかどうかについて仔細に記載されています。
これから日本の大学・機関との提携を考えている海外大学・機関にとっては、貴重な情報源となります。
JASSO運営の「Informationブース(総合案内ブース)」にて、情報一覧をチェックしながら熱心に質問をする海外からの来訪者が多くみられました。
※以下の「画像」はクリックすると拡大されます。全ページがセットになった「PDF」は、下記緑のボタンよりDLできます。
Informationブースで、海外大学・機関の来訪者対応にあたったJASSOスタッフの方によると、会期中「270名以上」の海外来訪者があり、その問合せ内容としては下記が主だったものだそうです。
・協定先を探しているという相談に加えて、日本人留学生を自校へ受け入れたいというご要望。
・自然科学、工学(コンピュータサイエンス等)、経済・経営などが人気の分野。いずれも英語で開講されるプログラムへの関心が高い。
◆今大会の日本ブース出展団体に、大会後に実施した「アンケート」の結果です。
会期中の主な活動内容、出展の成果など、参加された皆様の生の声をぜひご覧ください。
「STUDY in JAPAN」のJASSO・JAFSAブースには、新規協定校・パートナーを探している海外大学関係者の多くの方が立ち寄ります。
今回、EAIE2023年次大会において、予算・スケジュールの都合等でブース出展や大会参加はかなわないものの、資料は是非置いてほしいという大学を募りました(資料参加費用有り)。
資料参加大学には、パンフレット等のプロモーション資料とともに、資料参加大学専用の「Find your Partner」をJAFSAにて作成し、大会期間中は、JAFSAブースに資料参加大学のプロモーション資料とともに展開し、ブース訪問者に資料参加大学についても案内しました。
資料参加 | 3大学 | 東京大学、東京海洋大学、福岡女子大学 |
【アンケート実施報告】
大会後に資料参加した大学を対象に実施した「アンケート」の結果です。
EAIE2024 第34回年次大会は、
2024年9月17日(火)-9月20日(金)に、
フランス・トゥルーズにて開催されます。
2023大会に過去最高の参加者数を記録したEAIEが、さらなる発展を遂げる可能性が期待できます。
◎EAIE2024大会日本ブース出展募集開始は
「2024年の4月頃」を予定しています。
※2023大会の出展大学・機関に、優先してご案内致します。残区画があった場合に限りその後にJAFSA団体正会員向けに一般募集します。
◎EAIE2024フランス・トゥールーズ大会については、こちらをご覧ください。
⇒ 《 大会公式サイト(英語) 》
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