EAIE2019ヘルシンキ大会において、JAFSAはJASSO(日本学生支援機構)と共同で、JAFSA会員大学・機関を取りまとめて「STUDY in JAPAN (日本合同ブース)」を出展致しました。
以下、大会の概要と出展の様子をお知らせ致します。
2019年の第31回EAIE年次大会は 「9月24日-27日に フィンランド・ヘルシンキ」にて開催され、参加者6200人、参加国95ケ国 と過去最大を記録しました。
EAIE(European Association for International Education) の年次大会は、欧州の国際高等教育大会では最大規模です。毎年9月に欧州各地の持ち回りで、約一週間の会期で開催されます。
大学間交流、国際交流担当者のネットワーキング、国際交流担当者の育成・指導などを目的として、世界各地の大学・教育機関のブース出展、各種ワークショップ・セミナー、参加者交流イベント(レセプション)等が実施されます。
◎「EAIE年次大会」について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
⇒『海外大学との交流促進のために、3大国際教育交流フェア(NAFSA、EAIE、APAIE)に参加しよう!』
日 程 | 2019年9月24日(火)-27日(金) (展示は9/25-27) |
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開 催 地 | フィンランド・ヘルシンキ |
会 場 | The Messukeskus Expo and Convention Centre |
参 加 者 | 6200 人 ※過去最大 |
参 加 国 | 95 ケ国 |
出 展 数 | 243 ブース ※過去最大 (クリックで展示団体一覧へ) |
大会公式サイト | EAIE2019 Helsinki |
EAIE年次大会は数年前までは約5,000人の参加規模だったのが、最近は6,000人近くと拡大傾向にあります。そのような中、今大会はついに「6,200人」と過去最大を記録しました。
参加国も「95ヶ国」と、NAFSA(北米で開催される約1万人参加の世界最大の大会)の100ヶ国強に迫る勢いで、かつての欧州地域内での大学間交流・国際担当者交流の場という性格から、世界各国の交流の場へと転じていることが伺えます。個人レベルでの参加のみでなく、大学・機関としての参加、国・地域の代表としての参加、という傾向が強まってきているのも近年の特徴です。
参加者内訳は変わらず欧州が最上位ですが、その中でも東欧地域や欧州内の小国・小地域からの参加も多く見られ、北欧のように、NAFSAよりもEAIEで大きく展開しているエリアもあります。このような国・地域をターゲットとして見れば、日本の大学にとって新規開拓の余地があり、NAFSAとはまた違った活動を展開できると言えます。
参加者数が過去最大のEAIE2019大会は、ブース展示も「出展数243」と過去最大規模となりました。「展示会場フロアー図」は以下の通り。
EAIEは、出展機関の地域別にブースを配置するのが慣例となっており、会場中心の一番目立つ所に主催団体のEAIEブース、開催地ホストのブースが並び、その次に一番参加が多い欧州地域のブースが並ぶというパターンがあります。
今回は、会場を入口から見て縦に5つのブロックに分けてブロックごとに地域ブースが配置され、アジア地域のブースは向かって一番左側の配置となりました。
その中で「日本合同ブース」は入口近くの一番手前の位置となり、動線や集客の点でとても良い場所を得ることができました。(ブース番号「#B01」)
これは過去連続で、国内の約20前後の大学が安定して継続出展している「日本ブース」への開催側の評価が伺えます。
EAIE年次大会 | 全体サイズ | 出展団体数 | ブース数 | 1ブースの広さ |
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2019 フィンランド・ ヘルシンキ大会 |
108平米 | 18大学 | 15ブース | 3.00m×2.40m |
2018 スイス・ ジュネーブ大会 |
120平米 (最上限) |
21大学 | 16ブース | 3.75m×2.00m |
2017 スペイン・ セビリヤ大会 |
120平米 (最上限) |
21大学 | 15ブース | 3.30m×2.40m |
EAIE2019大会は北欧ヘルシンキの開催で、過去の他都市で開催された大会と比較して、日本から移動距離がある・物価の高い都市(出張費がよりかかる、展示関係の諸経費が高い)などを考慮し、日本ブース全体のサイズは、これまでの「120平米」(EAIEの大会規程でブース出展規模の最上限)での展開から少し絞って「108平米」としました。
申込受付開始後すぐに満席となり、「18大学」「15ブース」での出展にて決定。
会場内では依然「大規模サイズ」のパビリオン(国・地域を代表する集合ブース)で、会期中は終始多くの来場者で賑わい、変わらぬプレゼンスを示しました。
フルブース 8校 |
<東北>東北大学** <関東>桜美林大学、神奈川大学、上智大学、立教大学 <関西>京都大学**、立命館大学 <九州>立命館アジア太平洋大学 |
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シェアブース 10校 |
<北海道>北海道大学** <東北>国際教養大学* <関東>首都大学東京*、日本大学 <中部>名古屋外国語大学、南山大学 <関西>大阪学院大学、関西大学、神戸大学** <九州>西南学院大学 |
《協力団体》 | NPO法人 海外留学生安全対策協議会(JCSOS) ㈱早稲田大学アカデミックソリューション |
今回の日本ブースは、EAIEに継続出展されている大学が多く、またNAFSA等他フェアにも出展されている大学がほとんど。そのため各出展大学がフェアの使い方に慣れておられるという印象でした。
皆様いずれも、あらかじめ効率よく打合せのアポイントを入れておく、ブースを拠点にして自大学の広報を積極的に行う、ネットワーキングや情報収集にも力を入れる、など計画的かつ精力的に活動を展開。結果として、今まで以上に朝から晩まで多数の打合せが途切れることなく行われ、終始活気にあふれていました。
各出展大学が事前の活動目標を明確にお持ちになり、会期中の時間を無駄なく使う、大会を最大限活用する、という姿勢が一段と強く見られた大会でした。
日本ブースの共同運営機関である「JASSO」は、ブースの総合案内となる「Informationブース」を担当。出展大学についてのご案内、日本留学全般に関する情報提供を行なっていただきました。国・地域を代表するパビリオン(集合ブース)として、このような総合情報提供の場は必須と言えます。
今回、入口近くというブース配置も相まって、まずは日本の情報が欲しい、このような提携先を探しているので教えてほしい、などと「Informationブース」に立ち寄る海外の方が多くみられました。
大会前に予めJASSOに作成いただいて会場で配布した、出展団体紹介の「リーフレット」についても、分かりやすい、参考になる、と来場者に好評でした。
今大会に日本合同ブースに出展された大学より、「神奈川大学」様に「出展報告書」を執筆いただきました。
神奈川大学様は、EAIEのみでなくNAFSAの日本合同ブースでも出展されており、多くの経験をお持ちです。出展にあたり、どのような準備をし、どのような活動展開をされたのか、貴重な体験談をぜひご覧ください。
EAIE2019ヘルシンキ大会終了後に、日本合同ブース出展団体に実施したアンケートの結果です。
実際に大会に出展参加された方達が、どのような目標をもって臨まれたか、会期中はどのように活動されたか、参加後の手ごたえ・成果は、といった率直なご感想をぜひご覧ください。
EAIE2020 第32回年次大会は、2020年9月15日(火)-18日(金)に
スペイン・バルセロナにて開催されます。
◎JAFSAは引き続き、会員大学を取りまとめて“STUDY in JAPAN”ブースを出展致します!
出展募集開始は「2020年2月頃」を予定しています。
◎EAIE2020 バルセロナ大会については、こちらをご覧ください。⇒「大会公式サイト(英語)」
2020年9月にバルセロナ大会で皆様にお会いできるのを楽しみにしています!
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