〈実地報告〉第69回JCSOS定例セミナー(JAFSA共催)『ポスト・コロナの国際交流を考える』~グローバル人材育成を観光の視点で考える~(2020年9月25日)
〈実地報告> 第69回JCSOS定例セミナー(JAFSA共催)『ポスト・コロナの国際交流を考える』~グローバル人材育成を観光の視点で考える~
(2020年9月25日開催)
(2020年9月25日開催)
JCSOS定例セミナー(JAFSA共催)をオンラインにて以下のとおり実地致しました。
◆開催日時: 2020年9月25日 (金曜日) 14:00-15:00
◆参加団体: JCSOS会員・JAFSA会員 計82団体 (大学/高専 69 ・ 企業 13) 123名のご参加
◆パネリスト :
*島川 崇 氏 神奈川大学 国際日本学部観光文化コース教授(日本国際観光学会会長)
*石本東生 氏 静岡文化芸術大学 文化・芸術研究センター教授
*野村尚司 氏 東洋大学 国際観光学部国際観光学科 教授
◆協力
*志村 格 氏 一般社団法人日本旅行業協会(JATA)理事長
◆司会進行:
*池野 健一 特定非営利活動法人海外留学生安全対策協議会(JCSOS)理事長
◆主催挨拶
*高田幸詩朗 特定非営利活動法人JAFSA(国際教育交流協議会)事務局長
《開催要項より》
この度の定例セミナーでは、ポスト・コロナの国際交流を取り上げました。
文部科学省によるスーパーグローバル大学育成創成、大学の世界展開力強化、大学等の留学生交流の充実などの予算措置がなされています。その中でグローバル人材育成を別の視点で考えるのが、定例セミナーのテーマとなります。
国土交通省・観光庁は、令和2年度予算措置の中で「教育旅行を通じた青少年の国際交流の推進」を取り上げ、関係省庁、学校関係者、旅行会社等の幅広い関係者から構成される官民連携の協議会を設置・運営することを取り上げています。日本国内における観光消費額は、27.4兆円の内5兆円が訪日外国人旅行という巨大産業に成長しています。(出典「旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究」2020年3月観光庁。)その成長を支える観光学部が多くの大学で設立され、観光業は学生の有力な就職先でもあります。現在はコロナ渦で苦境にあるとはいえ、これからも日本を支える主要産業であり、大学とも関係の深い分野であることに間違いはありません。
業界団体JATA日本旅行業協会が昨年度JAFSAに加盟、対話の道が開かれるとともに、青少年の国際交流を積極的に取り上げようという機運が高まっております。
観光学の専門家、JATA関係者をお招きして、観光業の視点から大学との連携および人材育成、青少年の国際交流の推進を語っていただくセミナーとなりました。
オンラインセミナーでの様子
セミナー終了後の参加者からのアンケートより抜粋
・オンライン留学を、渡航できないことの補助授業と考えるのではなく、前向きにとらえ
積極的に活用していくということに共感を覚えました。
・現状はオンライン交流を通して、将来的には実際に会ってコミュニケーションが取れると
いう言葉が、モチベーションにもつながると思いました。
・大学と観光業界が結びついて、学生にとって最高の学びの場をを提供するべきだ、という
指摘は、大変参考になりました。
・国際観光関連のお話も、今後の国際交流に大変参考になるものでした。今後の国際教育や
学術交流、グローバル人材の育成にも役立てていきたいと思いました